後から気づく
何かの出来事が終わってから反省会などでよかったこと、悪かったことなどをあげることがあります。終わってから気づくことです。この時考えることとして、「それがあればもっと楽に進められたかもしれない」「実は意外と役に立った」などがあります。いずれも予想できなかったことに対する感想や反省などです。事前にこれらを準備することは可能だったかもしれませんが、そこに注目していなければ難しいでしょう。また、経験してみないと分からないことはたくさんあります。全ての出来事を経験する前に予想するのは難しいです。後からの気づきがその人や組織の経験としてプラスされていきます。
後からの気づきは前向きな時だけではなく反省する時もあります。準備不足だったり、競争相手の方が上手だった時など、一旦始まってしまったら、どうしようもない状況です。最悪の中の最善を尽くすしかありません。いわゆる「痛い目を見る」状況です。これが再起不能では問題がありますが、まだ挽回できたり、復活できるチャンスがあるならば、いい経験として次に活かすことが出来ます。成功体験は重要ですが、ほどほどの痛い目と後からの気づきも重要な経験になります。
また、終わった後に痛い目を批判するのは簡単ですが、始まる前に指摘するのは難しいです。誰かを批判するのではなく気づきを与えられるような指導が出来るとよいです。
コメントをお書きください