同意を得る
自分の考えに賛同してくれる人、同意してくれる人はとてもありがたく心強いです。どんなに理路整然としていても、人に伝わらなければ意味がありません。間違いがあるのはダメですが、理論的に正しいことが常にベストとも限らないのです。人は論理的に考える一方、感情的、倫理的な側面もあります。そのため、他の人が賛同・同意してくれること自体がありがたいことです。もちろん相手が立場のある人、専門性のある人ならなおさら心強いです。個人の能力も重要ですが、全ての人は他の人とのつながりを広げたいです。周りの同意を得られず孤立してしまうと何も出来なくなってしまいます。
同意を得られないまま仕事を進めるのは不安が伴います。「何か見落としていないだろうか」「本当にこれがベストだろうか」などです。責任を取れる立場の人ほどリスクも大きいので不安も伴います。ミスや失敗が起きても責任を取ることを決めていれば不安は少ないかもしれません。しかし、どんなに優秀な人でもミスや失敗はありえます。同意を得ることは責任逃れではなく、ミスや失敗を回避するためです。失敗したときに「あなたも同意したじゃないか」などと言ってはいけません。どのような同意があっても責任を取るのは責任者です。同意を得るのはリスク回避なのです。
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