楽をする
努力や苦労を重ねてやっと手に入れた成果には愛着がわきますが、全ての成果に対して努力や苦労が伴うわけでもありません。昔は苦労したけども、今はそこまで大変ではなくなった、ということは大いに起こります。時代、社会、技術が変わるので、傾向として昔よりも今の方が楽になりやすいです。同じ成果をだせるのならば、出来る限り楽をした方が良いです。わざわざやらなくてもよい苦労をする必要はありません。やらなくてもよい苦労はただの苦行、苦痛です。
成果を出すことだけに集中していれば、成果と苦労は別物という考えが出来るのですが、成果と苦労を同一視することがあります。苦労を伴わない成果は成果ではない、という考え方です。いわゆる根性論的な考え方です。大きな苦労や努力をしなければ身につかない経験やスキルは確かにあります。しかし、それと成果は別物なのです。苦労を重ねればよい成果が得られるわけではありません。良い成果を出すためには必ず苦労しなければならないわけでもありません。最小の時間と労力で最大の成果が出せるのならば、それに越したことはありません。同じ成果を出せるのなら、苦労する方法ではなく楽な方法を選びましょう。
ただし、時間をかけて身につけるスキルなどは、時間がかかるという苦労が伴います。それを楽して、短時間で身につけられる方法というのは付け焼き刃のようなものです。
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