金属材料入門講座-179

ICP-AESの構成

 元素分析として広く使用されているICP-AESの構成を図1に示します。ICP-AESでは試料を酸などの溶液に溶解して分析します。この溶液試料を5000~8000℃のプラズマ中に噴霧することで試料に含まれる元素を励起させ、発光スペクトルを出します。この発光スペクトルを各波長ごとに分光、回析させます。波長は各元素によって決まります。そして、各元素(各波長)ごとに発光スペクトルの強度を測定して定量分析を行います。

 

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