金属組織観察・分析 · 2021/08/09 金属材料基礎講座-168 かたより因子 X線は電磁波であり、ターゲット内で電子を急減速することによって発生します。そのため電子とX線は相互作用があると言えます。電子にX線を入射すると散乱が起こりますが、その強さは散乱角によって異なります。これをかたより因子(偏光因子)といいます。かたより因子は入射ビームの強度を基準にして散乱ビームの強度を与えます。これを表すと式(1)になります。cosで表されるように0°と180°(入射ビームの前方または後方)で最大になり、入射ビームの垂直方向は最小となります。 (前の記事) (次の記事) tagPlaceholderカテゴリ: コメントをお書きください コメント: 0
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