GiveとTake
人に教えることは大きな経験になるとよく言われます。誰かに教えたり説明するためには、その事柄を十分に理解している必要があります。少し聞いただけの情報では話ができないのです。自分の中で理解できない点があると説明の筋が通らなくなるからです。そして人に教えることは自分の知識や経験を発信することGiveになります。そして教わる人は情報を受け取る人Takeになります。最初はほとんどの人がTakeです。知識も経験もないからです。勉強して知識を得て、経験を重ねて人に教えられるようになります。
しかし、十分にGiveできるだけの知識や経験があるにもかかわらず、Takeのままという状態があります。TakeからGiveには自然に変わるのではありません。Giveそのものの経験を重ねていく必要があります。Takeは1人で出来ることがあります。本を読む、情報を調べるなどです。しかし、Giveは1人では出来ません。必ず相手が必要です。自分の話で人がどのように思うのか、感じるのかを見ながらGiveは進みます。この相手の反応があることがTakeでは出来ないことです。終わってから、もっと相手に分かってもらうためにはどうすればよいか、もっと多くの人に聞いてもらうためにはどうすればよいか、などのことを振返ります。そしてまた勉強や経験を重ねます。それが自分にとってより大きな成長につながります。
コメントをお書きください